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2011年07月08日

旧泉質名について

年配の方などは、昭和54年以前のいわゆる「旧泉質名」のほうが馴染みが深いという方もおられると思います。そういったことを考慮してか、温泉分析書には旧泉質名も併記するよう、環境省も指導しているようです。旧泉質名は、大きく分けて次のような種類があります。◆単純温泉含まれる温泉成分の少ない温泉です。お湯が柔らかく刺激が少ないお湯が多く、名湯とされるものに多い泉質となっています。◆食塩泉塩分を多く含む温泉で、含有量によって強食塩泉、弱食塩泉とに分けられます。◆重曹泉重曹成分を多く含むアルカリ性の温泉です。◆単純炭酸泉遊離炭酸を多く含む温泉です。◆硫酸塩泉硫酸イオンを陰イオンとし、陽イオンの種類でさらに分類されます。苦味のあるお湯のため「苦味泉」ともいいます。・芒硝泉?ナトリウムイオン・石膏泉?カルシウムイオン・正苦味泉?マグネシウムイオン◆鉄泉鉄分のイオンを主な陽イオンとし、陰イオンの種類により含まれる成分が変わります。・炭酸鉄泉?重炭酸第一鉄・緑礬泉?硫化鉄◆硫黄泉硫黄を多く含み、炭酸ガスや硫化水素の含有の有無によって、単純硫黄泉と単純硫化水素泉に分類されます。◆重炭酸土類泉重炭酸カルシウム、重炭酸マグネシウムなどを含む温泉です。◆明礬泉陰イオンとして硫酸イオンを、陽イオンとして主にアルミニウムイオンを含みます。純粋な明礬泉は少なく、酸性緑礬泉が多くなります。◆酸性泉水素イオンを多く含む温泉です。さらに酸性明礬泉、酸性緑礬泉に分類されます。◆放射能泉ラドンを多く含む温泉で、ラジウム泉とも呼ばれます。  


Posted by 高橋 愛美 at 17:58Comments(0)